私にしては珍しい

数日前のS社勤務にての出来事をば。

あっ、前提としてたまに記事で見かける「カスハラ」について、私も常々いろいろと思うところがあるなぁって思っていたのじゃん。

いったい何回書いちゃったかなって話として、元日のテレオペバイトで、お客さんから舌打ちされて罵声浴びせられた事を結局12月になっても忘れてない私だけど^^;、いくら電話の向こうで気に入らない事をされたとはいえ、言っていい事とそうじゃない事はあると思うのよね。

あとは営業妨害というか、何のとりとめもない文句を延々と言ってるだけってのも、充分カスハラだと思うのじゃん。

数日前にとった電話は、以前他の担当が対応をした件で、しかもその人は何十回も同じようなクレーム電話を夜にかけてくるって事で、要注意人物として社内全体でも情報共有されているくらいの有名人だった。

まさか私がその電話をとっちゃうなんて!と、激レア感に喜ぶような気持ち半分と、電話が終わるまで帰れないんだなという覚悟半分、って感じだった。

しかも話を聞いていると、どうも酔っぱらってんじゃないかってくらい、呂律が回ってないし、言ってる事が全く理解できないし、頭おかしい人認定できる感じでして・・・

隣で一緒に聞いていたSV・・あれ、この前何てあだ名つけたっけ・・・小動物みたいで私の好きなタイプって話をこの前書いたような。いいや小動物ちゃんで^^;

その小動物ちゃんSVと、筆談とかで会話をしながら、ひたすらに相槌を打つこと20分・・・

時々「おい、聞いてんのか(怒)」とか言われるから、1000%で「聞いてます」という姿勢でいないとますます話が長引く予感しかなかった。

ただ、話がマジでわからないから答えようがないので、「はい」しか言えなくて、小動物ちゃんにメモで「合間に謝罪挟むのがいいんですか」「この無限ループの着地点はいったい・・・」とかいろいろ聞きつつ話を聞いてた。

この人、年齢は60代前半で、後は個人情報漏洩になるから書けないけど、ただの酔っ払いJJIなんだよね。これまでの会話履歴を見ると話す内容もいつも同じで、気が済んだら向こうから切電するので、それまで待つしかないという残酷さ。

そのJJIの単なる夜の暇つぶし相手にされてんじゃないかと思い始めたら、だんだん変なやる気が出てきた。

そのJJIが暇つぶしで時間使うなら、私はその時間で何かしらしないと気が済まなくなったというか。

で、小動物ちゃんへのメモで「今から〝はい〟の言い方バリエーションを増やすトレーニングします」って書いて渡した。

小動物ちゃんがくすっと噴き出して頷いたので、あぁ、彼女を笑わせた私~~~と愉悦に浸りつつw、さっそく「はい」のバリエーションを増やすトレーニングをした。

やってみると、結構いけるのよこれが。真剣に聞いてる「はい」と、受け流す「はい」は違うのはもちろんだし、声の大きさ、高さ、伸ばし方、吐息交じりw、とにかくいろいろとJJIの話に沿ってやってみた。

さんざん話して満足したのか、JJIの会話は突然終わった。特に締めくくる言葉やクレーマー特有の「覚えてろよ!ガチャン!」みたいな切電の仕方でもなかった。

だいたい30分くらいは付き合ってやったのかな。体感では1時間くらいやった気がしたけど(^^;)

小動物ちゃんからは「大変お疲れ様でした。本当に」とねぎらってもらい、名前も知らない遠くの席から来た上席なメンズからも「ありがとね」とか言われ、やれやれって感じだった。

私にしては珍しく欲しがってしまい、小動物ちゃんに「あのっ、〝はい〟のバリエーション、すっごい頑張ったんですけどっ」と言っちゃった(笑)

そしたら小動物ちゃんが「うん、凄い良かった!(^^)」って言ってくれたのっ!わーい(^^♪

もうそれだけでうっきうきで、少し残業したけど疲れも吹き飛んで心穏やかに帰宅してきた私よ。小動物ちゃんの笑顔が見たいから、顔をあわせるたびに何かしたいって気持ちになっちゃうのよね。(*´σー`)エヘヘ

そういえば、役者さんとかがアルバイトでテレオペするって気持ちが少しだけわかった。結構練習できるよね。うんうん。

というわけで、カスハラの悪口を書くつもりが、自分のことになった(笑)

真面目な事を言うと、カスハラ尋常じゃないくらいほぼ毎日かかってくるらしい。これは営業妨害でしかないよね。暇人め。中指立てても電話口の相手にゃ見えないから腹立つわー