この頃多いような

数日前に、ボートレース宮島で悲惨な事故が起きてて、私はライブ放送は見てなかったけど知った時は言葉を失った。

宮島は私が行った事のある場所というのだけでなく、好きな場所というのもある。水が綺麗で景色が素敵で、絶対にまた行きたい場所の上位にあるところだ。

公営競技のことを、ただのギャンブルとしか思っていない方は、この先読まなくていい。

だって、そういう考え方しかできない人とは、一生心が通わないってわかるから、私の綴る気持ちなどわかるはずないし。

ボートレース宮島で、A1選手がレース中に転覆しただけでなく運悪く後続艇に曳かれて亡くなった。私でも知っている選手だったので、結構な衝撃だった。

昔・・今は解説や司会がすっかり板についた植木・元選手がノンヘルメット時代に顔を大けがしてからヘルメット着用が義務付けられたという。

今回は、落水した後で後続艇のプロペラに引き裂かれたようで、綺麗な宮島の海水が赤く染まったほどだったとか。

選手がずっと叩いて調整するほど、レースを左右する大事なプロペラは、結構鋭利なもの。水をかく力となるわけだから、回転もすごいわけだし、人体が巻き込まれたらひとたまりもない。

別に競艇に限らず、どの公営競技も死亡事故は時々起きてる。あってはならないことなのに、防ぎようがない事も多い。それくらい、選手たちは常に危険と隣り合わせな仕事をしている。

今回を機に、いい加減改善策をたてていかないとって思う。かといってプロペラの改造を禁じたら、レースに面白みがなくなるとか、いろいろ言われるよね・・・持ち出しできなくなってから、つまんなくなったという人もいるくらいなのに。

さっき終わった住之江ナイターのGIで、私の推しである藤原が出ていたので、今節は藤原を応援してたけど、無事に終わるとほっとするし、レース中にキャビったり転覆するとぞっとする。

成績も大事だけど、それよりも完走することとか、1節しっかり走り切れる事の方が私には大事に思える。ここ数年で推しが増えてからは特に競艇の見方が随分変わった私。

今節の宮島は中止になったけど、それだけでは何も解決しないよね。去年は多摩川で死亡事故があったし、殉職事故は数年前にもあった。

このところ、何年おきかで公営競技での死亡事故のニュースを聞くけど、本当にいたたまれない。

もっとスポーツとして認知度が上がればいいのに。そうすれば売り上げで環境整備ができて、選手たちの訓練や技術力向上も改善されていって、安全でお客さんを楽しませる競技に少しでもなっていくんじゃないかな。もちろんそれだけが改善策ではないけど。