月曜以降、とにかく手持ちの仕事だけはちゃんとやった。添削バイト最終日もいつも通りこなした。辛いそぶりも、悩みが酷くて泣きそうな事も、全部隠して、すべきことを全うできたと思う。集中力が途切れないように、自分がすべきことだけを考えて、今期最後の日は満足できるものだった。
B社でも、いつも通り、何も変わらず、やり過ごせた。相変わらずアホくさくて、くだらなくて、理不尽な世界だけど、そんな世界だからこそ、おざなりにせず、自分だけはしっかりと仕事をすることに専念した。周りの事なんてどうでもいい。仕事の目的さえ見失わなければいいのだ。
夜はひたすら調べ物をしていた。彼の身体の事について無知なままでは、話も出来ないから。憶測とか、願望とか、エゴで話をしたくないから、きちんと向き合えるように、いま、遠く離れている私が最低限出来る事はそれしかないと思った。
こんなに一生懸命調べたのは、父がガン宣告を受けてから、亡くなるちょっと前以来だわ〜。ネットでの情報収集が充実していてありがたいって今回も思ってる。
でもさ、父の場合は、もう余命がわかっていて、後はいかにきちんと死ぬかをアシストする為に調べ物をしてた気がする。彼の場合は、命をとられるような状況ではない。そりゃ、元の生活に戻るまでは、相当大変だと思うけど、命はあるし、死ぬ確率は圧倒的に少ないはず。
と考えたら、私が冷静にいろいろと彼の代わりに考えれば、どうにかなりそうかなとは思ってるけど、どうかなぁ。
月曜に「もう諦めてほしい」メールをもらってから、返信の文面を考えて、昨日返事をした。どんなに見苦しい姿を見せられても、それも全部貴方なのだから、私はすべて受け入れること、独りで抱えこまないで欲しいこと、とにかく来月彼のいる街へ行くから時間を作って欲しいこと、を伝えた。返事はいつ来るかわからないけど、待つしかないかな。飛行機チケットは早めに抑えたいのが本音だけど、何万かかっても行くと決めた。借金生活また始まっても、また働けばいいだけだ!!
私は引き続き調べ物をするとして、それからもうひとつ、一大決心をしなくてはならないのかなと思っている事についても、考えたい。
馬鹿ポジティブさは失っちゃダメよね。片方が落ち込んでる時こそ、引き揚げなくちゃ。そもそも、悲しむ事なんてないんだから。って言い聞かせて。