[*[好きな音楽] ]8/29 杉真理 with カルパッチョス「SABRINA」30th Anniversary に行ってきた!

杉 真理(vo.& g.) with カルパッチョス 藤田哲也(b.) / 橋本哲(g.) / 小泉信彦(key.) / 高橋結子(d.) / 清水淳(per.)


(セットリスト)
1.最高の法則
2.あの娘は君のもの
3.GOOD NEWS
4.Your kiss
5.キッチンのマーメイド
6.夏休みの宿題
7.君なしで笑えない
8.人生という旅

〜アルバム「SABRINA」コーナー Side A〜
9.Japanese boy
10.ほこりだらけのSummer place
11.Rambling bird
12.恋する0.1
13.Starship
14.Second chance

〜アルバム「SABRINA」コーナー Side B〜
15.Home townに帰りたい
16.Weekend lover
17.Lady numbers
18.サブリナ、きみのことさ
19.My idol


(アンコール1回目)
20.素敵なSummer Days
21.いとしのテラ
22.バカンスはいつも雨


(アンコール2回目)
23.Who can change the world
24.小説家と結ばれる方法


開演時、「Love Portion No.9」を歌う杉さんの歌声と共にメンバーがステージに。
オープニングのこの演出は去年もあったような(^^)。定着すると毎回何かしらのカバーを歌う杉さんの歌声を楽しめるのね〜♪

のっけから皆総立ち状態になり、盛り上がったのなんのって。比較的新しめの「最高の法則」「GOOD NEWS」や、「Your kiss」、そして懐かしいMISTONEから「あの娘は君のもの」と新旧織り交ぜた内容。
由紀さおりへ提供した「人生という旅」も、セルフカバーになると一気に杉さん節になるねぇ。由紀さおりが歌っている映像をいくつか見た時に、結構大変そうに歌っているように見えたので、こりゃ私、カラオケが大変そうだな、とかいう印象だった。作詞があの、きたやまおさむ氏だったのね。そんな話もありつつ。

そしていよいよSABRINAコーナー。毎回恒例の注意事項もありつつ、じっくり腰を据えて聴くつもりが、じっと座っていられなかった人が多く、結局最初から総立ちに(笑)。

86年リリースされたこのアルバムは、たしか楽天時代にレビューを書いたような気もするが、何書いたか覚えてない(笑)。
「SABRINA」は、前作まで出してきたコンセプトアルバムの中でも、杉さん自身について描いている楽曲が多い印象なのじゃん。彼の幼少時代のスター、影響を受けた映画、音楽など、歌詞やフレーズに盛り込んでいる。だから彼自身を感じやすいアルバムだったかも。

このアルバムがリリースされる前、ラジオでお披露目をした時の事は覚えていて、特に「ほこりだらけのSummer place」で歌詞に出てくる「C.C.R.」「E.L.O.」「悪魔とモリー」などなど、教わった事が多かった。杉さんの好きなものをてんこ盛り&「この場所は特別さ いつでもエバーグリーン」と歌っているように、杉さんの「ほこりだらけのずっと変わらない場所」なのよね。

アルバム収録曲の中のいくつかは、たまにライブで聴く事はあっても、通しってのはやっぱいいな。当時この流れで聴いていたから、一番しっくりくる。実際にライブで演奏する側としてはかなーり大変だとは思うし、そういう話もあった。何しろ「Starship」は、ライブでは最高潮の盛り上がりの時に歌って「みんなありがとー!じゃあねっ」とステージをはけるパターンだったもんね。その後で「Second chance」ってのは、もう緩急つけすぎというか、気持ちを整え直して歌うのかなり大変だと思う。さすがプロな杉さま、そのあたりは全く問題なく、私は詞の世界に入ってしまい、何だか涙が止まらずでした。

一旦MCに入り、B面の曲についての話があった(ような記憶が)。
後から気づいたというLady numbersの向井さんのコーラス部での「レディー」といううっかりなお言葉。プレス後に気づいちゃったら、そりゃもうどうしようもない。この話があるまで、私は全く気付かなかった。訳すと爆笑な感じだし、どうもわたし的にはちょっとごついバイクに乗っているレディースな方を想像しちゃって爆笑(笑)。

「サブリナ、きみのことさ」は、SABRINAツアーの中では、ヘップバーンの映像を使ったような記憶があり。そういえばSABRINAツアー初日の話をしていたけど、私行ったはずなのに覚えてなかった(^^;)。私の勘違いかも。
ラストの「My idol」は、ジョン・レノンを歌った歌。当時もこの歌を作った時のエピソード話をしてくれた記憶が。「悲しまないで あきらめないで 明日になればすべてうまくいくさ」という歌詞にどれだけ救われてきたか。

先週あらためてこのアルバムを生で通しで聴いて、しみじみ、杉さんてロマンチックだよなぁって思った。特にこのアルバムがそういう造りだったのもあって、こちょこちょっぷりが半端ないのじゃん。

来年は「HAVE A HOT DAY!」のオールコンプをするって宣言してくれた。しかもデビュー40周年!!こりゃ大変だ、絶対予定空けておくぞっと。という事の伏線のように、ラストに「小説家と結ばれる方法」で締めくくるあたりもオシャレ!!

BUZZの東郷さんに提供をした「Who can change the world」のセルフカバーがすこぶる良かった。次のアルバムに入れるという話もしていたような。たしか杉まつりで初めて聞いた時「これはいいかも」って思ったのじゃん。

去年で味を占めたので、今年もステージから投げられるものを何か持ち帰ってやろうと、そういう雑念の中で手を広げておねだりしちゃったので、何も収穫なし(笑)。あはは〜(笑)

そんなこんなで楽しくてせつなくて、暑かった日でした。



Sabrina

Sabrina