ほぼ買い占め

去年から母に頼んで探してもらっていたものがやっと見つかったらしく、取りに行ってきた。

私が骨折だの足が痛いだのってなる前までは、母の家に行く前にスーパーでいろいろと頼まれたものを買いこんでから行っていた。

このところはそういうのはなくなったかわりに、母の預金引き落としを頼まれついでにコンビニで買い物を頼まれる事が増えた。

母の家から徒歩3分くらいのところに、コンビニが2つもあって、しかもロードサイド店舗だから大きくて品数豊富!私の今いるところからしたら羨ましくなるのじゃん。

今回は母から3~4日分くらいは日持ちするあんぱんやチョコパン、アップルパイとかいっぱい買ってきて欲しいと言われた。

朝ごはんやおやつとして食べるようだけど、1日2個くらい必要だというので、かごに結構な数の甘いパンたちを選んで買った。

私は朝にというかご飯として甘いものを食べること自体がありえないことなので、ホントつくづく母とは好みが合わない。私が好きなチーズ系とかくるみパンとかは嫌がるのでね。

ほぼ買い占め状態になってしまい、店員さんからは「おしぼりつけましょうか」とまで言われた。きっとお昼時に行ったから個々に配る用とか思われたのかもね(笑)

「ホントにこんなに食べきれるの?」と思わず母に言ってしまった。この1年くらいは何かと「また吐いちゃった」とかっていって、月に何度か食後に嘔吐してると言うのに病院は行かずに勝手に病名作ってやりすごしてるんだもん。

私は食べすぎとか消化不良だと思ってるけど、本人はそういうのは認めないのでしょうがない。高齢になったら今までと同じものを同じようには食べれないと思うんだけどなぁ。

ケアマネさんも電話でよく「お母様は胃腸が調子悪いと仰ってるんですが、その割に脂っぽいものとか甘い物とか良く召し上がってますが(困惑)」と言ってる。

もう何を言っても聞かないし、若い頃からの彼女の食習慣は変えられないから、そのまま本人の好きなようにさせているんだって言って納得してもらってる。

私が子供の頃から母の食事の支度というと、基本的には出来合いの物かレトルト系のものが多めで、栄養とかバランスとかよりは楽にできるものとかを好んでいた。

私はそのおかげというか反面教師で別居してからはバランスとか栄養素とか独学でいろいろ考えてやってたので、私と付き合うメンズは健康になるというメリットがあったw

父が余命宣告を受けてから、私が父にあれこれ作って食べさせようとした時に父が拒否反応を示してインスタント食品ばかり食べたがっていたのも、長い間そういう食生活だったからだと感じた。

そういう思いがいろいろあるので、今更「健康的な食事をするように」なんて言っても無理だし、本人が食べたいものを食べて吐くならそれでいいじゃんって思うようになった。

吐くのが本当に辛くて生活が出来ないっていうなら話は別だけど、「今日は雨だったね」っていうくらいのノリで吐いた報告するから、私も慣れてきちゃったのかな。

食事制限が必要な人って母の年齢ならいそうだけど、元々そういうこと自体ないんだから、好きなもの食べていればいいじゃん。

でもまだまだ長生きしそうな母。頼むから骨折だけはしないでといつも言ってしまう。せっかくちゃんとしてる所で仕事できるようになってきて、後は私がしっかり歩けるように回復すればいいので、それまではどうにか待って欲しいとは思う。

母を見ていると、自分のこの先の老後のことを考えずにはいられない。今回自分が思うように歩けなくなって本当に考えるようになった。

私は何が何でもライブは行きたいし、ある程度自分の行きたい所へは杖でも車いすでも使って何とかしたいと思うけど、そういうのも元気だから言えることなのかな。

とりあえずたくさんのあんパンとアップルデニッシュを買い込みながらも、そういえばレイ先生との会話で夕食は焼肉にするか火鍋にするかじゃんけんで決めようとかって話したわ・・・などと呑気にレイ先生との会話を回想しちゃった^^;