お仕事終わって、今日は水曜レディースデーだしってことで、やっとEIGHT DAYS A WEEK観に行けたわ♪
で、映画館着いたら、え?(^^;)なんだこれ、という仕上がりの横浜シネマリン・・・(^^;)
工事中なのか、改装中なのかって感じで、営業しているのか怪しい感じだった。
そもそも、ここ来るのはかなり勇気がいるのよね。立地的にも怪しい場所。クレイジーケンバンドの『長者町ブルース』がいつも頭に流れる。〜長者町 ダーク・サイド横浜 地獄に一番近いヘブン〜♪ って(笑)。
帰り道、駅までの道のりもかなりのダークさがプンプン匂ってたし、時間も遅くて、見たくない横浜の部分いくつか見ちゃってちょっとどよーんとはしたけどさ。
っと脱線しそうになったので本編へ。
映画はドキュメンタリータッチになっていて、ツアーの様子から、合間のレコーディング、メンバーの苦悩と、見ごたえ抜群。
そしてその後は約6万人を集めて行われたシェイ・スタジアム・ライブでのライブ映像30分が圧巻だった。デジタルリマスティングして、映像も音もめっちゃ綺麗だった。
さらに、1969年、突然アップル社の屋上で行ったライブ映像は、もっと見たかったなぁ。私が生まれる前にホワイトアルバムが出てたんだ!と、ふと思ったら、このバンドの凄さにあらためてひれ伏したわ。
リバプールで売れない時代を過ごし、その後4人になって全世界の人気者になるまで、そしてセールスを常に保たなくてはならないプレッシャーと、何処へ行っても怪獣みたいなファンの絶叫に、限度を知らない人たちに心休まる事もない毎日。
さらには揚げ足取りなマスコミ…いや、マスゴミからの批判に屈せず、スーパースターと呼ばれるようになってからの彼らが、いかに大変でとんでもない運命を背負ってしまったのだな、って感じた。辛かったろうな。まともに歌を聞いてもらえず、絶叫して勝手に失神しちゃう人見ながら音楽やるなんて。
彼らが純粋に音楽を楽しめる場所は、スタジオしかなかったようだった。どの国へ行っても熱烈すぎる歓迎を受けて、映像で見てそのすごさに驚くし、ビートルズ以降、あそこまで人気の人っていないよね。あれだけの様子は現代では実際に見た事がないし、この先も見ることはないんだろうな。
スタジオで4人で新しい音作りをしている様子の楽しそうなことったら!あんなライブならやりたくない、スタジオで自分たちの楽しいと思う音楽やりたいって、そりゃ思うよね。
マリファナで色々な事を紛らわせて、それでも進むしかなかった4人なのに、どんなに苦しくてもそれを4人で分け合えたから良かったって、ちょっぴり羨ましく感じるエピソードもあった。
日本に限らず、いろいろなアーティストはビートルズが原点だという人が多い。その理由が本当に良く分かる。私が後10年早く生まれていたら、その感動を直に味わえたんだろうな。
そして、その後人気だというアーティストの曲を聞いても、二番煎じにしか聞こえないんだろうな。
時代背景として、勉強不足だったし見ていてはっとする事が多かった。JFケネディ暗殺やベトナム戦争、アパルトヘイト…すさまじい中で音楽やってたんだね。
個人的に驚いたのは、リンゴがあんなに激しく叩く映像見たことがなかった事。普段ほとんどリンゴって映ってないから、これは貴重だった。
それにしても本当に不思議なんだけど、MCで何言ってもわーきゃー騒いで失神しちゃう女子たちって、路線が変わってからの彼らのファンは辞めちゃったのかな。
音楽的なところで評価されている節を見かけないので(ファンのインタビューって、彼らの容姿の話しかないし)、ラバーソウルとか聞いてどう思ったんだろう。
私みたいに、一度惚れ込んだらそう簡単に嫌いにならない、多少何かあっても長くファンやってるような女子って当時どのくらいいたんだろう、って思っちゃった。
ま、後は無理な話だけど、日本武道館の模様はもっともっと見たかったな。出来れば前座のドリフターズも見たかった(笑)
この歌は年取ってからどんどん好きになった。いわゆる「1週間に10日こい by五月みどり」な感じよね(笑)
EIGHT DAYS A WEEK