[*[独り言] ]きっと付け焼刃

某エセチャリティー番組が放送される季節になった。これがあると秋まであと少し、という目安になってる。やっと8月ももう少しになった。あと一息だ〜( `ー´)ノ

募金を募るといった事業を批判するつもりはないけど、やってることが偽善的ならやらない方がいいとか思っちゃうタイプなので、いまさらあの番組についてあれこれ言う気もない。

今日は裏番組が果敢にそのチャリティー番組に挑んでたな。国営放送でそこまでやるんか!ってくらい、最近の教育テレビは面白い番組が多い。その中でもバリバラもかなり見てる私。

小学生のころから、体の不自由な人とかかわる事が多かったので、障害を持っている方と接することに何も違和感とかないし、思うことがなかった。ただちょっとだけ相手の事を気遣うだけで、後は普通の人と同じだもん。
それでも小さい頃は大人の方が偏見があったし、教育もそんな感じだった。私が教わった大人の言い分は、障害者を見る目が「かわいそうだから」とか「大変だからやさしくしてあげないと」とかいう、上から目線のもの。でも初めの頃は私も気づかないでいたと記憶している。

社会人になって数年後、社外で知り合った友達の中に、下半身不随で車いす生活をしている友達がいた。遠いところなのにいつもメールやチャットでやりとりをしていたら、すっかり身近な人になっていた。
その人は一人暮らしをしていて、車の運転も一人でするし、買い物も炊事も全部一人でしていた。出来る限り人の手を借りずに生活をしていて、仕事もバリバリこなしていた。私は人間として尊敬していた。
障害がある事に一切甘えず、むしろ健常者よりも自分に厳しくて前進する姿を見て、私も甘えていられないって思ったりした。その人の事をかわいそうと思ったことはないし、特別扱いをした事もない。そうされることを嫌がっているのがわかっているだけでなく、同じ人間だって思うからだった。

中には甘えている障害者もいた。努力をせずにただ弱弱しく振る舞う人、自分の障害を認めてくれと言う人。私たちがそうであるように、障害者と言われる人たちもいろいろだった。

だから、障害者が何かしている様子を見て「勇気をもらった」とかってのは変。健常者でも障害者でも、何かに一生懸命な姿はそれだけで美しいはずだもん。

ま、その裏番組だって、結局メディアで取り上げてしまうと、どっちもどっちにはなってる感じがするけど(^^;)。
こんな風に話題にならなくても、すべての人が同じように自由に生きれたらいいのにね。