[*[独り言] ]64前編・後編を観た！

かなーり時間が経っての記事になっちゃった(^^;)。観たのは先月。レディースデーとかシネコンが設けている割安な日を選んで、自分のスケジュールと調整するのが時間がかかってしまったけど、なんとか見れて良かった。

この映画を観る前に、「64観るんだ〜」と話をしていた時に、実は以前テレビでも放映があって、その時のキャスティングの話も聞いたし、原作とは少し異なるストーリーになっているとのことで、どうやら賛否両論あったみたい。そのあたりを知らないで見たので、先入観がなかった分、楽しめたのかも。

主役は佐藤浩市で、彼を中心にして話が展開していくというのに、周りのキャストの演技が凄すぎて、一体だれが主役なのかわからないほど。

特に緒方直人が、こんな演技ができる人なんだっけ、と思うほどだった。吉岡秀隆もひ弱なのにたくましい感じが凄かった。この2人は、陰の主役というか、準主役級だったのでは。
あと永瀬正敏は前から演技力はあるなと思っていたけど、今回の役どころもこれまた難しいのに、ほんまもんみたいだった。なにげに山崎ハコが出ていたところも「！！」と驚きが。烏丸せつこも何だか味のある役者さんになってた。滝藤賢一のむちゃふてぶてしくて腹の立つような演技は、「カラマーゾフの兄弟」の時の刑事役を思い出した。
・・・ときりがないくらい、キャストが皆個性的で且つちゃんとお芝居できる方ばかりだったので、すっかりストーリーに入りこんで観る事ができた。

まだ公開中だからあまり書かない方が良さげなので、ぼやっとした事しか言えないのがもどかしい〜

話そのものが良くできていて、先が読めない展開でぞくぞくした。後編は何度もうるっとしてしまった。様々な人間模様が交錯する世界、飽きることなくあっという間に観ちゃったって感じだった。

劇中の音楽担当は小田さん。時々流れるピアノの旋律も小田さんのだよね。映画を見たうえで歌を聞くと、すっごい沁みる。

小田和正