[*[好きな音楽] ]杉 真理 with カルパッチョス SYMPHONY #10 30th Anniversary@Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLPL

杉 真理with カルパッチョス 杉 真理(Vo.G)/藤田哲也(b) / 渡辺 格(g) / 小泉信彦(key) / 高橋結子(d) / 清水 淳(per)

(セットリスト)←違っていたらご指導お待ちしております。
1.素敵なサマーデイズ
2.君はクランベリー・ソース
3.いとしのテラ
4.My Idol
5.太陽が知ってる
6.夏草のタンゴ
7.Who can save the world


〜SYMPHONY#10コーナー A面〜
8.アニーよ目を覚ませ!
9.K氏のロックンロール
10.Key station
11.僕のシェリーと少し
12.恋愛狂時代


〜SYMPHONY#10コーナー B面〜
13.交響曲第十番
14.Sentimental Dancing
15.彼女のイミテーションリング
16.無実のスーパーマン
17.Crying Angel
18.永遠のシャングリラ


アンコール
19.On the B-side
20.ミュージシャン行進曲
21.最高の法則
22.君は天使じゃない
23.君は天然色


開演はほぼ定刻通り。会場に流れるA Summer Placeを歌う杉さん(多重コーラスっぽい)の声、そしてバンドメンバー達が入場。この曲って確かに夏っぽいけど、イージーリスニングみたいなのでしか聞いた事がなかったので新鮮だった〜

今日は家でひたすら作業していたので、さっき起きた東横線のめちゃ大事故に巻き込まれなくて一安心。昨日だったらと思うと、恐ろしか〜。折角の楽しかったライブのテンション落ちちゃう所だった。
田園都市線が動いているのだけが救いだけど、こんな大動脈が止まったら、そりゃもう・・・涼しい日で良かったよね。暑かったらイライラが増すし、別の事件起きそうだし・・・


で、ライブ。
選曲は半分はネタばらしな中、SYMPHONY#10に入るまでは、晩夏を惜しむような夏の歌の数々。

SYMPHONY#10は、毎度のごとくA面とB面(当時のアナログね)の雰囲気を出すべく、一気に演奏していた。聞いていてこのアルバムはフェイドアウトが多かったなぁと思った。Key stationとかって、フェイドアウトを楽しめたし。

MCで杉さんも話していたように、このアルバムが出た時にちょうどFM横浜で平日の帯番組をスタートさせて、「アニーよ目を覚ませ」がオープニングに流れるのがすっかり耳に定着していた。
私はいつしかハガキ職人になって、何度も読んでもらえて・・・だから実に感慨深いアルバムなのだ。

当時、何だったかはもう忘れたけど、えらく落ち込んだ時があって、その気持ちをそのままハガキに書いたら読んでもらえて、元気付ける為にかけてくれた「Key station」は、染みたなんてもんじゃなく・・・当時はなかなかセンセーショナルな作品だったかと思う。これまた昨日杉さんが言っていたけど、日本人のアーティストを歌詞に盛り込むというのは、冒険だった(みたいなニュアンス)話をしていた。

このアルバムのコンセプトは「ラジオ」だったので、そういった事も意識して、プロデューサーの須藤晃氏と歌詞を練った話もあった。

「世界中が行過ぎても、君の耳元にずっといるよ」という部分は、当時の私にとって、救われるなんてもんじゃなかった。今でもそう。刺さるよね〜
そうかと思えばこちょこちょっぷりも凄くて、Crying Angelの「好きと言えずに君を見てたよ してあげること何かないのかい」のような、もうこの切なさで胸が苦しくなるし、私が言われてみたい台詞ベスト10(そんなのあるんか(笑))には入っているかというフレーズ!

「恋愛狂時代」は、カラオケに入ってたらなーってマジで思う。ちなみに入っているとしたらハイファイセットバージョンでね。これ、めちゃ歌いたい。今なんだよなぁこれ。

昨日のライブでは、杉さんのお話はいつになく面白かっただけでなく、しんみりしたり考えさせられたり。

数日前にあった「風街ライブ」についての話は「ちょっと語るよ」と言って、本当にいっぱい当日の模様を話してくれた。
風街ライブは、私めちゃくちゃ行きたかったライブだった。抽選外れてその後も取れなくて泣く泣く諦めたんだった。
ブログでも当日の模様を綴ってくれたし、その時に心から思った事を色々話してくれた。今回も「これブログとか載せちゃだめ」という放送禁止な内容も含めて(笑)しかしこれは大爆笑モノだった。うんうん。

アンコールを終え、「本編が終わり!」という言葉の後で「ちょっと皆に聞いて欲しい事があります」と言って話し始めた杉さん。この時だけドラムはご子息の未来くんが登場し、皆で一緒に大滝詠一の「君は天然色」を大合唱した。
細かい話はさすがに省略するとして・・・杉さんが本当はこの曲は薫さんに作った曲だったことや、松本さんの話、ナイアガラーとしての自分について、色々話していた。

ビルボードで行われたギルバート・オサリバンのライブへ行った話があり、今回はパーカッションの清水さんの円楽師匠との話、もりだくさん!

個人的には「On the B-side」のイントロが流れてきた時、心の中でガッツポーズしてた。これは生で聞いた事があるのは数えるほどしかないと思う。

いつにも増してもりだくさんな内容で、2時間半はあっという間だった。楽しかったし、思いがけないお土産までもらっちゃったし・・・ありがとう!という言葉しか出てこない日となりました。



SYMPHONY #10(紙ジャケット仕様)

SYMPHONY #10(紙ジャケット仕様)