ペストの記憶

今月の100分で名著が終わった・・・今月はいつにも増して早く終わったような。取り上げた題材の重さや大切さを思うと、私のミーハーな気持ちなど、どうでも良いのはわかりつつ・・・

やっぱ、無理だったわ。福士誠治の語りについつい見入ってしまい、だいぶ話が入ってこない(*´з`) ごめんなさい・・・何に謝ってるんかわからないけど、とにかくごめん。という感じですわ。でも、そんな中でも、出来る限りの集中力で見るには見た。

いやぁ、それにしても福士さん格好いい・・・見とれる。こういう人に朗読させないで欲しかったな。全然集中できないもん。困る!(直訳:最高でした。ありがとうございました。月曜に見せてもらって明日への活力として最高の映像でした)

1665年にイギリスでペストが流行し、パンデミックとなり、イギリスが混とんとしている中、俯瞰的にその様子を見つめ、さまざまな人々の生きざまを綴った本である「ペストの記憶」

この番組で初めて知った本で、4回見ているうちにとても興味がわいた。これあとでamazonで買おうと思う。

人々の安全と恐怖、経済との両立について、今のコロナ禍とは違う事は多いけど、今の状況に似ている。

この本の中では、主人公H.Fの・・・作者デフォーの視点で描かれた本とのことで、いろいろな人たちのドラマが短編集のように書かれている。

立体的な構成、面白い本だと思う。なにより、今の世界の中を見ると、けして人ごととは思えないような話に、これから私たちが考えていけるヒントがあるのかもしれないと思う。

最近みんな、日々のニュースを聴いてもすっかり慣れてしまった。死者は出ているし、感染者は途切れないのに、すっかり普通の事のようになっている。

こうやって、気持ちを数か月前の頃に戻せるような番組って、大事だと思う。仮に自分が感染していなくても(というのもわからないけど)、感染してしまったとしても、後世に伝えていかなくてはいけないのだから、できることをしていきたいなと思った。

 

で、来月からは谷崎潤一郎だって!これはかなり楽しみ~