[*[独り言] ]仕事の流儀でのオグリキャップ

今日は結構盛りだくさんな一日だったので、そのどれかを綴ろうってさっきまで思ってた。21時くらいにテレビ番組表を見て「え、サラブレッドも取り上げてくれるの?!」と驚いた「プロフェッショナル仕事の流儀」を見た。

いまだに競馬と言うとギャンブルというイメージが色濃くて、私の一生の趣味となるであろう競馬は、人に言うとほとんどが「そんなのが好きには見えない」「一生ものにするほど競馬の魅力がわからない」などなど・・・もう慣れたけど、いつもそんな感じ。

別館として、100%競馬ネタのブログも立ち上げたけど、なかなか訪れる人は増えずで、やっぱり競馬っていう言葉のイメージと、一部の卑しい人たちの印象が強すぎるんだろうなって実感している。馬の事を金づるにしか見ない人たち、サラブレッドという生き物として生を受けた生き物の事、知らない人が多すぎる。

みんなお金出して人間の手によって交配されたいろいろなペットを買って、飼っているのに変な話なんだよね。どっちかというと犬猫の方が結構エグイんだけど・・・さらにはヒトが生きる為に食肉用の家畜を育てているっていうのに。
別に馬券=競馬じゃないんだから、馬券なんて買わなくても競馬は本当に面白いし、色々な事を私に教えてくれる。
番組内でもあったように、誰かとか何かについ置き換えて熱くなったり、まるで自分みたいとか、こういう馬のようになりたいとか、学ぶことが多い。

競馬好きな視点でのさっきの放送は、ただひたすらに有難い貴重な映像が多かったし、あらためて強い馬の定義を再認識できた。パドックでのつる首に、二人引きの勢い、調教での推進力はすごい。強い馬はみんなああだ。さすがだったんだね、って思った。そしてゲート前での武者震いのルーティンなんて、他の名馬で見た事ない。

よみうりランドへ引退したオグリキャップタマモクロスを観に行った時、タマモはめちゃスターきどり(笑)で、カメラ目線するサービスがすごかったのに対して、オグリはしらんぷりで枯草ハミハミしていた記憶がある。どっちも真っ白でかわいかった。そんなことも思い出した。

そして数年前に初めて笠松競馬場へ行った時に、入場後真っ先に目に留まったオグリキャップ銅像は感慨深いものがあった。
地方競馬出身から中央競馬で成功を収めることが、どれだけ大変な事なのか、それはオグリ以来、中央競馬地方競馬出身のスターホースが出てこない事からもわかってもらえるかと。

あいかわらずユタカとか岡部さんとか、有名どころしか取材してない薄さはもったいなかったな。岡さんは無理としても(競馬事故で亡くなってるから)、オグリキャップに乗ってきた南井さんとか河内とかにもいろいろ語らせてやってよって思った。

競馬を知らない人にも楽しんでもらえる内容だったかとは思う。スターホースだった理由が少しはわかってもらえたかもね。
そして、馬主さん次第でサラブレッドの生き方は変わる。すべて人が行って成り立つスポーツなのだ。だから好きなのかも、って思う。

ドラマチックな競争成績に、世の中が盛り上がって、競馬人気も上がった頃。いまだに根強いファンが絶えないオグリキャップ。そして地方競馬がそんな中でもみんな必死に頑張っている事、ほんの少しでもわかってもらえたらいいなって思った。