アイドリッシュセブン Vibrato #7&8 NATSU☆しようぜ! を観た

なんだかんだであっという間に1月も終わりに近づき、Vibratoも最終話。最終話なので今回はめっちゃ語るぞーーー(^o^)丿

今回の話のざっくりとした背景などを。

話は第1部の中盤の頃・・・ミューフェスの一織の失態や、陸が呼吸器系の病気持ちだったこと、環のどうしようもないクズ父親のこと、MEZZOの不仲底辺な頃と、いろいろありながらもやっとデビューできると知らされて、デビュー曲のPVを作ってレコーディングまで済ませていた「NATSUしようぜ!」

ところがこの曲のデモデータを、当時TRIGGER専属の音楽プロデューサーだった日向に盗まれてしまい、TRIGGERの曲として先に世に出されてしまった。

アイナナにとっては幻のデビュー曲となり、結局アイナナのデビュー曲は路上ライブ時代から歌っていた「MONSTER GENERATION」になったという経緯があった。

TRIGGERはこの事を音楽番組「サウンドシップ」本番前に知る。盗作が発覚して事務所としてはこうなったからにはもう歌えないということで、このステージ直前で出演をドタキャンする。TRIGGERの穴を埋めるために急遽代役として同じ場所にいたアイナナがNATSUを歌うことになった。

TRIGGERは屈辱的な思いだけでなく、それまで自分達の歌だと思っていたNATSUが日向の盗作と知り深いショックを受け、アイナナに対してもやりきれない気持ちを持ったままとなる。

そんなことを知らない世間で「NATSUしようぜ!」は大ヒットした。にもかわらず、ステージで歌うことはないままだった。事務所としても汚点として扱われている。

桜春樹作曲のこの曲をTRIGGERに歌われたことや、盗作と知ってTRIGGERが心を痛め、歌わなくなったことに対するナギの憤りが出てくる回にもなったのじゃん。

そんなわけでデビューから時間が経過した小鳥遊事務所で、万理さんが幻のデビュー曲のPVをかけているシーンからVibratoは始まる。

紡ちゃんと社長から最近できたビーチリゾートで開催される野外ライブ「夏ノ島音楽祭」にアイナナの出演が決まったという話をされて喜ぶアイナナ。

その説明中にお蕎麦屋の出前が届き、陸が受け取る場面。配達に来た楽さんの「違いますよ、あんなイケメンじゃないんで」とTRIGGERの楽であることを陸に聞かれても否定しつつ、部屋から漏れ聞こえてくるアイナナが歌うNATSUしようぜに思わず素に戻ってしまう(^^;)

一方八乙女事務所で待ち構えてる・・・のか、ここなちゃん限定グッズの購入に燃えて敗北したナギと遭遇する龍。

「あなたたちはなぜ私たちから奪った曲を歌わないのですか」「歌わないのなら返してください」「あなたがたの感傷で葬られたメロディーが鳴いています」とナギに言われ答えに詰まる龍。

横からみつぅきが入ってきてナギを止める。「気持ちよく歌える時に歌ってくれたらいいよ」と言って、ナギを連れて立ち去る。その時のここなちゃんグッズ敗北に対するナギを慰める言葉が素晴らしいよね(^O^)

TRIGGERも夏ノ島音楽祭出演が決まった。選曲について八乙女パパは絶対にNATSUを歌わせる気はないが、TRIGGERとしては夏のナンバーとしてファンが好きな歌を歌いたいという気持ちを優先したいのに、聞く耳を持たないパパ。アイナナになど歌わせてしまったこともお気に召さないようで。

こうなったら真相を世間に公表してやると意気込む楽さんを止める龍の馬鹿力よ(笑) 肩を掴んだだけで服を破っちゃうって、相当だよね(笑)

日向が二度目の小鳥遊事務所侵入で部屋を物色している時に、たまたま来たMEZZOが日向を捕まえたという経緯から、MEZZOに証人になってもらい公表したいという楽さん。

そんな話をミーティング中にするアイナナと紡ちゃん。陸は気にしないで歌って欲しいと思い、ナギは歌わないなら返してもらいたいと言う。

TRIGGERは戦いたくても戦えないのではないかと感じている紡ちゃん。自分達の意見を通せないほどに、周囲の事情がある。売れっ子になればなるほど、自分達の知らないところで組織は大きくなり、多額のお金が動いていく。TRIGGERを守るために裏で動く人たちがいる。

カオルちゃんも同じような思いでいた。マネージャーとしてTRIGGERを守るためにはわかってもらわなくてはならない。TRIGGERにキズが付けばファンが傷つく、その思いを伝えるために語りだす。

「心が疲れた人たちは失敗しないもの、安心して愛せるもの、愛しても誰にも批判されないものを選ぶ。自分たちが明るい日々を過ごすために、アイドルに憧れて楽しい夢を見たいのよ。不安な気分にさせるアイドルに価値はないわ。ケチがつけば詐欺にあったかのようにあなたたちを憎んで皆去っていく」

私、この言葉を最初に聞いた時、すっごく納得してしまった。まさに今私が愛しているものの多くはこれだもの。

カオルちゃんの言葉を聞いた天は尋ねる「ではなぜ波乱を繰り返すアイナナは人を動かす力があるのか」「それを見極めなければ、僕らはまたアイナナに負けてしまう」と。

この後のカオルちゃんの言葉も素晴らしくて感動した。

「負けないわ。君子危うきに近寄らず。火中の栗は拾わない。あの歌はリスクを負ってまで必要な物じゃない。TRIGGERが王冠のように輝き続ける事、それがスポンサーやファンに対する最も大事な義務なの。それがまっとうできてから他の人の事を考えなさい。あの歌は二度と歌わせないわ」

ここまで言われたら、もう従うしかないし、カオルちゃんの八乙女事務所としての言葉の重みを感じずにはいられない。それでいてTRIGGERを鼓舞する言葉でもあるよね。マネージャーとしてできる精いっぱいをしていると感じる場面で、カオルちゃんのTRIGGER愛をひしひしと感じる。

場面は変わり・・・音楽祭出演のために沖縄に到着したアイナナ。たまたま先に到着していたTRIGGERと遭遇する。天を見つけて駆け寄る陸に対して、一織と天が同時に「走らない!」と(笑)

陸は天と話したくてたまらないけど、忙しいと突っぱねる天。さらに陸の天にぃ呼びについて「外でその呼び方はやめなさい」と嗜める。芸能人として自覚を持てってことを、遠回しに陸に教えてあげた天ってホントに良い子だわ~(^^)

音楽祭ではアイナナの後でTRIGGERが歌うことになっていて、その際にアイナナがNATSUを紹介するよう段取りを済ませたと嬉しそうに話す陸。そんな様子に「なんでそこまで俺たちの為にするんだ」という楽さん。

TRIGGERのためではなく、桜春樹の友達であるナギがしょんぼりしちゃうからと答える陸だけど、それだけではなく、アイナナとTRIGGERをつないでくれた歌だから、楽しく歌って欲しいと願っている事を伝える。この段取りは一織のアイデアなんだけど。

陸は身体が弱かったことで、常に周りから守られて生きてきた。だから自分の力でやり遂げるとか、やり遂げられると信じてもらった事がないので、自信が持てないままだった。

一織のスパルタのおかげで、いつでも陸を期待する声のおかげで、大事に守られている自分から変われたから、陸は一織に「世界中のお医者さんがダメって言っても、一織が歌えっていう時には歌える俺になりたい。俺がボロボロでも一織だけは俺を厳しく叱っててよ」と伝える。ここ急にBL風味がないわけでもないんだけどw、個人的には良いシーンだなと思う。

龍のサンダードライのポスターがずらっと並ぶ中で和んでいるピタゴラたち。ナギは暑さに弱い(北欧生まれだから)だけでなく、報われない桜さんの曲を思って元気が出ない。

大和さんの「桜さんてどういう人だったんだ」という質問に対しても「自分の話はしないくせに図々しい」とつっかかってしまう。確かにこのころの大和さんは自分の事は全部隠してリーダーぶっていた時代だもんね(^^;)

そんな中、カオルちゃんが登場!「くれぐれもうちの子たちに変な事吹き込まないで」とクギを刺す。事務所の方針に口出しするなと冷たい態度でピタゴラを威嚇するカオルちゃん

このころのカオルちゃんはちょっと尖がってたし、カオルちゃんこそ心に余裕がなかったんだよね。王子様全開のナギが手を取ってカオルちゃんに伝えるシーン。「ワタシたちのマネージャーならワタシたちのハートを守るために戦ってくれます」からのくだり、恐らくカオルちゃんはここでナギに落ちたと思われる(*´Д`)

浜辺を散歩するTRIGGERたち。楽さんの吐露が泣けるんだよね・・・(´▽`) 3人ともNATSUが好き、歌っていて楽しかった、その思いだけが本物なのだと、シンプルな考えに落ち着いた。

そしていよいよ夏ノ島音楽祭当日!

突然トラブルが起きて、出演の順がTRIGGERより後になったと紡ちゃんが慌てて伝えに来る。

そんなこんなでTRIGGER本番直前となり、アイナナの前に現れた3人。通り過ぎる前に楽さんが陸に伝えた一言からのステージシーンはいいよねぇ(^O^)

客席にしっかり好美ちゃんがいるのがまた良いね~☆彡

そんなわけで、しっかり観て欲しいのであえてライブ詳細は端折りますが、音楽祭は無事に終了と。私はこのシーンを初めて観た時、紡ちゃんが涙を拭くシーンで一気に涙腺崩壊してしまった。

そしてライブシーンは逆輸入となるんだね(^^) いやぁ、6年前とはいえ、あらためて観たらなつかしさと同時にまた感激してしまうという、この美しいループよ(^O^)

カオルちゃんの言葉を、某ゲーム会社の某ゲーム担当者に理解してもらいたくなるわ~。

今をひと時でも忘れて楽しい夢を見たい、ってとこね。良く読んで理解してもらいたいぞっと。

 


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