[*[読んだ本] ]菜根譚

これから流星群を見に行くので、そのまえに更新♪ この季節が来たよね。これぞ秋の醍醐味というか、天体観察は夏より秋冬が絶対良いわ〜

水曜夜のお楽しみは「100分で名著」と決まりつつある今日この頃。今月は「菜根譚」を特集している。初回を見終えた後で、すぐに書店へ行ったくらい、今回はこの洪自誠の書いたことが気になった。
それにしても、反中国思想とも思えるこの本の内容を知ると、きっとあの国にもいい人はいると思う。先日も飲みながら話盛り上がっちゃったっけ。出張で何度も不快な思いをして、良い中国人に出会ったことがない、1人でも「あぁ、中にはいい人もいるんだな」って思えるような人がいたら、なんか救われるのに、って話をした。

今日の内容もまた良かった。著者の洪自誠は、醜い政争に揉まれながらさまざまな人間模様を見続けた人のよう。だからこそ、言える言葉なんだろうな。
いくつになってもついて回る人間関係について、この人の考え方からたくさん学べると思った。

今日の昼間はそんな事を思う事がちょうど起きていた。常に受け答えがネガティブ思考な方と会話をしていた。「でも」「だって」「どうせうまくいかない」が必ず付いちゃう方。きっと本人は無意識かと思われ。

アドバイスを求められたら答えると「でも、Kocrispさんみたいに前向きになんてなれない」と何度か言われる。いやいや、私も結構なネガ入る事あるのよね(笑)

ただ、その人の良い所は、「前向きになんてなれない」の後に、「でも、見習いたいから教えて」が付く事。この「でも」の使い方はとても良いと思う。

私は人に何か教えるような器じゃないし、いつだって前向きなわけでもないけど、そういうダメなところがわかっているからこそ、克服したいし、その努力はし続けたいと思えるのかも。

そんなことも「菜根譚」を知って再認識できたし、より深く教えてもらえた。


100分で名著 「菜根譚

洪自誠『菜根譚』 2015年10月 2014年11月の再放送 (100分 de 名著)

洪自誠『菜根譚』 2015年10月 2014年11月の再放送 (100分 de 名著)