[*[好きな音楽] ]SONGS ちあきなおみを2回見た

結局今週はBEATCHILD3回目を観にいくことができず。ほとんどの場所ではもう上映が終わっていて、残すは都内だけになってもうた。来週行けなかったらグレちゃうかも(笑)

先週、SONGSのちあきなおみを観て、彼と号泣してしまった。なんだろ、あの歌い方。詞や曲が良いのはもちろんのこと、まさに歌は3分のドラマという世界を、作品を生み出している、あの表現力、まさしくアーティストだと思う。子供のころはまったくといっていいほど、その良さに気づけなかった。で、今日再放送があったので、寝不足でも見ようと(まだ録画できるものないし)がんばって、さっき見終えた。
今回の映像で、演歌やシャンソン、ファド、昭和初期の歌を歌いこなすサマも、素晴らしすぎてしびれた。「港が見える丘」は、後でYTで聞きなおした。低音のシルキーな感じとか、そこはかとない色気漂う表情がたまらない。「人生のヒダを歌っていける人」と船村徹がたとえていたように、まさにそんな歌が「紅とんぼ」だよね。この歌をあらためてじっくり聴いたら、涙ちょちょ切れちゃって…
歌の中の奥深さが、半端ないっていうのかしら。喝采もそうだけど、聞く人の受け取り方しだいで、さまざまな世界がどんどん広がっていく。

ちあきなおみ 紅とんぼ