ディズニー映画の実写版というのは、正直言ってまったく期待してない。でもなぁ〜、まだ外国のはいいよね、とは思うけど。日本のなんて「実写にして正解！！」というアニメは皆無だと思うし。
昔、ディズニーランドのエレクトリカルパレードで、ピーターパンやってた少年があまりにも可愛くて格好良くて「まさに絵本から飛び出したピーターパンだわ！」って感激した事もあったけど、キャラ単体とストーリーはね〜。
・・・とかいう思いを胸に、劇場へ。
単純にヒロインのエマ・ワトソンが、ハリーポッターシリーズの「ハーマイオニー」役という大きなネームバリューを、今回で取り払えるのか、子役でも可愛かった子が、想像以上に美しく育ってくれて、あとは演技がどんな感じか、とかいう興味もあったですよ。
で、ミュージカルタッチで始まり、突っ込みどころが多かったのはご愛嬌という事で(笑)。例えば「おいおい、パンのお金払わんの？」とか、「パパのオルゴールはそのままかいっ！もとに戻せないの？」とか、「飼い馬、いつも丁度いいところにスタンバってんのね」とかいろいろ。
エマの歌声は初めてだったけど、うーん、ベルだから、イメージ通りに可愛くソツなく歌えていたかなという印象。私の心にはさほど響かず、ごめんちゃい。演技についても、可愛いベル、は合ってた。でもそれだけって感じで、今後に期待したいかな。
ただ、ストーリーと他の役者さんの演技でやられた。外見だけで人を判断したことへの罰、その罰を受け入れきれずに孤独に生きた時間、それでも、ずっと温かく見守る人々の寛大さ。父子の泣かずにはいられないエピソード、人の心の美しさに気づき気づかれた事で「ご都合主義」的な結果になったエンディング・・・作り話とわかっているけど、涙は勝手に出てきた。
ベルのキャラクター設定もかなりツボだった。というか、そこが一番ツボだったのかも。私もリアルな世界で生きづらいからさぁ〜。ビーストみたいな人が現れないかな、なんていう、思わず妄想に入ってしまうわよね。
そして、ガストン！私がふるぼっこにしたい！とか思ってしまった。小憎らしい役上手かったなぁ。見ていて本気で腹が立ったもん。
ビーストって、元々の名前もないんだね(^^;)。だから途中でビーストが「ベル〜！」って絶叫しても、ベルは「やじゅうーーー」とは言わない(笑)。呼び方あったほうがいいよね。あたしをすぐ呼んでくれたら速攻であだ名を付けてあげたのにぃ〜(笑)。とかいろいろと妄想しつつ、2時間堪能しました。
それにしても、周りにはカップルしかいなかった(笑)。あの映画を観た男子たちよ、映画の後の事で頭がいっぱいかもしらんが(笑)、彼女にいつまでも優しくしてあげてね、って心から思ってしまった。
音楽も素晴らしくて、「アラジン」の曲と同じ方だよね、この曲調すごく好き。これ歌えたら最高に気持ちいいだろうなぁ。あぁ、もっと歌うまくなりたいよ〜 とか、もう思う事だらけだった(笑)
