[*[仕事] ]原点回帰とは

この時期恒例になっている、添削バイトが開始した。気づけばこのバイトは4年目になっていた。今年はお声掛けがなくても仕方ないなという位、去年の出来は酷かったと個人的には思っていたのでほっとしたし、有難いと思った。もちろん仕事内容そのものが、私のスキルアップに非常に影響しているけれど、それだけではない部分で出来るだけ続けていきたいと思っているバイトだったりする。

4年間ずっとご一緒にお仕事をさせて頂いている方も年々減ってきて(色々あってリタイアする方が多い)今年はもう数名しか当初のメンバーが残っていないので、また会えた事が嬉しかった。1年ぶりなんだけど、そういうブランクを感じない位、すっかり気心も知れて(たぶん私だけがそう思ってる。なぜなら生意気だから(笑))適度な緊張感と、緩さが非常に居心地が良い。

そのずっとご一緒している方々から、私が受けた影響はかなり大きい。そして今日も私の知らない世界をまたひとつ見せてもらえた事が嬉しかった。と、同時に、自分の勉強不足がしっかりバレてしまい、情けないなという思いも大きかった。

今日のランチタイムに、一番印象的な話だった中の1つは、最近多くの大企業の経営者が原点回帰しているという話。「Kocrispさん、なぜだかわかる?」って聞かれて、「へっ、わかりません」と元気いっぱい答えてしまった私。(苦笑) 経営者がこのデフレの中で、また先行きの見えない状況の中で、思い直さなくてはいけないとか、自分が何をすべきなのかを自問した際に出た結論が、「原点回帰」だという話だった。

個々の思想の元となるものというのは、(主観だけど)人から言われた事だったり、何かで見聞きした事だったりするのかな。って思ってきた。日本は…というより、現代人はという言い方が合っているようだけど、宗教の教えが根付いているという様子はあまり感じない。だから、人として生まれて死ぬまでについて、深く考える機会が減っている、というよりない人が多いように見受けられる。芯がないから、受け売りばかりの思想に振り回されている、という感じかな。
明治維新後、西洋から流れてきた文化と、本来あった日本の文化を融合させる事に尽力を注いだ多くの偉人は、その根底には心に根付いている生き方や思想があった。それは儒教などの古くからある宗教や概念が多く、心の主軸となる物というか、生きる上での指針がしっかりとしていたから、何かの折に問題に直面しても、考え方がぶれる事がなかった。だから、多文化を否定する事無く、うまく融合させる事が可能だったんだよ、と言われた。
なるほど、そうか!現代人には足りないものになっちゃってるのね、と納得した。

経営者の原点回帰とは、この部分であり、改めて学びなおしてみたいという考えに至ったそうで。例えば松下幸之助や、井深大、本田 宗一郎といった大企業の創業者達の著書を見ても、その表現方法は異なっていても、言いたい事や根底にある思想は皆同じだという話だった。 ああ…井深さん…OGとしてこのあたりにしっかりと食いついていけなかった私は、本当に何してたんだろうってその場で猛烈に反省した。

ま、そういう話から、物事をきちんと考える頭を持てない人に足りないもの、気づいていないものってのがおのずとわかるだろ、というお話もあり。ランチタイムにするには、かなりの内容だったけど、こういう時しか交流を持てないから、本当に勉強になった。だけど、本線(添削バイト)の事もあって、今日は頭がウニ化しちゃってる。なんだかお腹いっぱい。食欲抑えるのに非常に良い状態だ〜このままお風呂にゆっくり入って寝よ。あ、寝て忘れないように書き残してから寝よ。というナウ。